ビジュアル天文学 星空の400年 ―天体望遠鏡の歴史と宇宙―

Govert Schilling, Lars Lindberg Christensen 著
縣 秀彦
(国立天文台天文情報センター広報普及室 室長)
関口 和寛
(国立天文台光赤外研究部 教授)
発行:丸善株式会社
A4変型 136頁 本体価格3
,800円 ISBN978-4-621-08145-7


 宇宙の姿を知りたい。その思いを叶えるため改良を重ねられてきた天体望遠鏡の歴史は、今年400年の節目を迎えました。本書は、ガリレオの時代から現在までの天体観測技術の進歩と、天文学の未来への挑戦を、最新のカラー天文画像をふんだんに用いて解説します。  
 いまから400年前、ガリレオは自作の小さな望遠鏡を夜空に向けました。このとき、天文学は一変したのです。彼は望遠鏡で見た太陽、月、土星、木星などの姿から、地球が太陽の周りを回っているという事実を導き出しました。さらに宇宙の姿を知りたいと考えた天文学者たちは、常に望遠鏡と観測装置の改良をめざし、技術を進歩させていきました。今日、世界には口径8mを越える光学望遠鏡があります。地球を飛び出して宇宙空間に浮かぶ、ハッブル宇宙望遠鏡もあります。しかし、まだ改良の余地は大きく残されています。 
 本書は天体望遠鏡の長編歴史物語です。宇宙の時間と空間のなかで、私たちはどこにいるのか――進化する天体望遠鏡が、私たちが宇宙を旅する船となり、その答えをいつか教えてくれるかもしれません。


1 天空の新しい眺め――望遠鏡が切り開く新しい世界――
2 大きく、もっと大きく――大型化する望遠鏡――
3 新技術による発展――技術革新が望遠鏡を変える――
4 銀板からシリコンへ――画像記録方法の進歩――
5 見えない宇宙を見る――可視光の限界を超えて――
6 地球を越えて――スペース天文台――
7 未来への挑戦――次世代の望遠鏡――


丸善(株)出版事業部