薬物乱用・中毒百科 覚醒剤から咳止めまで
内藤 裕史 著     
発行元:丸善出版(株)



薬物乱用問題は世界的な広がりを見せており、人間の生命や、社会・国家の安定を脅かすなど、人類が抱える最も深刻な社会問題の1つといえます。近年、違法薬物は、痩せ薬、性的快楽、遊び半分の使用を含め、大学生や少年少女にまで広まっています。薬事法の規制を逃れるため、既存の医薬品の化学構造にわずかに手を加えて新しく合成された化学物質「デザイナー・ドラッグ」が、法の網をくぐり抜けてインターネット上に登場し、国境を越えて流通しています。そのほとんどすべてが未知の化学物質で、乱用する人が現れて初めて、その性質や人体への影響についての暗中模索が始まるという大変危険な状況です。 本書「薬物乱用・中毒百科」では、覚醒剤、大麻、幻覚剤、興奮剤、麻薬、吸入物質から咳止めに至るまで、社会規範から外れた薬物の使用について、中毒症状、過去から現在までの乱用の実態(事例)と、将来への見通しを含めて記述したわが国で初めての書籍です。 下記の4点は、類書にはない本書の特徴です。 1.新しい時代の乱用物質、デザイナー・ドラッグに注目しました。 その多くは、麻薬、覚醒剤、幻覚剤とは別の「興奮剤」という新しい物質群を構成しています。 2.興奮剤の概念、定義、覚醒剤・幻覚剤との関係について、明らかにしました。 3.国により乱用物質の事情は大きく変わるので、日本の事例に注目しました。 4.日本で発生した事例が網羅され、事例集という性質も併せもち、全貌を捉えた上で、事例を検証します。 個々の物質の特徴を上げ、全体の物質の中での位置付けを示します。また、「国家による乱用」の視点から、阿片、コカイン、LSDを取り上げ、薬物乱用のもう一つの側面を解説します。 本書「薬物乱用・中毒百科」で、薬物乱用の本質と実態が理解できます。 心療内科・精神科の医療従事者、薬剤師の方はもちろん、中学・高校・大学の教員、警察、保健所の方々に、薬物の乱用防止推進の書籍です。

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【定価】本体4,000円+ 税 【判型・フォーマット】B5 【ページ数・時間】430ページ 【ISBNコード】978-4-621-08325-3 【発行年月】2011年01月

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